今回はスターウッド プリファード ゲスト®アメリカン・エキスプレス®・カード(以下、SPGアメックスと省略)のメリット/デメリットを徹底的に比較してみたいと思います。
私自身「家族で少しでもお得にハワイに行く方法」をネットで色々調べてこのカードに出会い、実際に1年間使ってみました。
その経験から分かった事も併せてご紹介していきます!
SPGアメックスの”SPG”とは?
まず「SPGって何?」と思われる方が多いと思いますのでそこから解説していきます。
そもそもの始まりは、スターウッド・ホテルズ&リゾーツ・ワールドワイド (Starwood Hotels and Resorts Worldwide)という大型ホテルチェーンが始めた会員制度から来ています。
そのスターウッドがホテルにたくさん利用してくれる顧客向けに始めた会員制度の名前が「スターウッド プリファード ゲスト(SPG)」です。
企業買収によりMarriott Bonvoyという新制度が開始
2016年にマリオット・インターナショナルに企業買収され「スターウッド」という名称は消滅しました。
その企業買収により2019年2月から「スターウッドプリファードゲスト(SPG)」と「マリオットリワード」、「ザ・リッツ・カールトン・リワード」の3つが統合され「Marriott Bonvoy(マリオット ボンヴォイ)」という新しい会員制度になっています。
SPGアメックスの年会費は?

SPGアメックスの年会費は「31,000円+消費税」です。
年会費無料のクレジットカードが数多存在している中で、かなり高額な価格設定となっています。
年会費だけ見ると選択肢から早々に除外しそうですが、1日あたりにすると85円程度。少し現実的になりましたかね?
うーん、とはいえカードに30,000万は・・と思いますよね(苦笑)
私も最初はそう思っていました。ただ特典を見ると容易に元が取れることがわかり今では必需カードとなっています!
次の章で特典メリットを紹介しますので是非読んでみてください!
SPGアメックスのカードステイタスはゴールドカードと同等
SPGアメックスは、カード自体の色は臙脂(えんじ)色ですが、カードステイタスはゴールドカードと同等になります。
そのため空港のカードラウンジの利用や無料ポーターサービス等、アメリカンエクスプレス特有のゴールドカード特典はほぼ同じように受けることが可能です。
※空港ラウンジは1枚のカードで2名まで入場可能です
ちなみにアメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カードの年会費は「29,000円+消費税」となっています。
SPGアメックスの保有メリット
SPGアメックス保有することによるメリットは沢山あるのですが、特に大きなメリットを挙げると以下の3点となります。
- Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)のゴールドエリートの資格を獲得
- 継続特典で世界中のホテルに1泊無料宿泊 ※除外日なし
- ポイント還元率1% ※航空マイルへ変換する場合最大1.25%
Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)のゴールドエリートの資格を獲得
先に少し触れた通り、スターウッド系列ホテルの会員制度から始まっているためホテルに関する特典は多分に用意されております。
その中でもカードを保有するだけで「ゴールドエリート」の会員資格を得られることは大きなメリットとなります。「ゴールドエリート」の会員特典は以下の通りです。
- チェックイン時の空室状況により、より良いお部屋へのアップグレード
- チェックアウト時間の延長(午後2時まで)
- 250〜500ボーナスポイントのウェルカムギフト
- より高速な無料客室内インターネットアクセス
- 宿泊の支払い1米ドルごとに10ポイント+25%のボーナスポイント獲得
↓会員資格毎の特典については以下の記事を参考にしてみてください↓
特に客室のアップグレードとレイトチェックの特典はホテル好きには堪らないですよね!
実際に宿泊した際にアップグレードを体験できました。
継続特典で世界中のホテルに1泊無料宿泊 ※除外日なし
SPGアメックスを1年間保有し、更新をすると無料宿泊特典がプレゼントされます。しかもこの特典はなんとブラックアウトデー(特典除外日)がないんです!
そのため年末年始でもGWでもお盆でも、スタンダードルームに空きさえあればいつでも使えます。そのため年会費の「31,000円+消費税」もすぐに元が取れちゃいます!しかも「ゴールドエリート」資格も継続となるため、運が良ければお部屋のアップグレードの可能性もあります。
- 客室タイプ:スタンダードルーム(一泊一室:2名様まで)
- 対象ホテル:50,000ポイントで宿泊可能なMarriott Bonvoy参加ホテル
- 対象エリア:世界中どこでも(130の国と地域にある6,700軒以上)
- ブラックアウトデー(特典除外日):なし ※空室があれば
- 有効期限:1年間
50,000ポイントの目安はカテゴリー6のホテル
無料宿泊特典では50,000ポイントまでのホテルに宿泊可能となるますが、どんなホテルに泊まれるのか?
その目安としてはマリオットボンヴォイのカテゴリー6となります。オフピークであればカテゴリー7のホテルにも宿泊可能です。
ちなみに通常の宿泊料金は、カテゴリー6ですと1泊3万円~5万円以上なので、余裕で年会費分は取り戻せちゃいますよ!
子供が同伴の場合はホテルに事前確認を
添い寝(寝具不要で親と同じベットで寝ること)の子供であれば、無料宿泊特典内で宿泊が可能です。ただ年齢制限が設定されており、各ホテル毎異なるので事前に確認しておきましょう。
東京ディズニーランドに程近い「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ」は6歳まで添い寝可能となります。
ポイント還元率1%以上 ※航空マイルへ変換する場合最大1.25%
SPGアメックスは、カード利用100円毎に3ポイント獲得できます。
なら還元率3%では・・?と思われるかも知れないですが、還元する際に1/3の価値になるので、実際のポイント還元率は1%となります。
ただ航空マイルに還元する場合は60,000ポイント毎に5,000マイルが追加ボーナスとしてプレゼントされます。そのため60,000ポイントあれば25,000マイルを獲得可能となります!
60,000ポイントまとめての還元が必要 ※累計60,000ポイントではないのでご注意ください
提携航空会社はJAL、ANA含む40社
マイルを貯めようとすると、どうしても航空会社を1社選択して集中的にマイルを貯める必要があります。
そのためJALのマイルを貯めようと思うと、JALのクレジットカードを作りますし、ANAのマイルを貯めようと思うと、ANAのクレジットカードを作るという具合です。
しかしSPGアメックスであれば、JALでもANAでも好きな航空会社のマイルに交換ができます。
しかもマイル還元率は1.25%という高レートなので、マイルを貯めたい人にも重宝されているのです!
SPGアメックスの保有デメリット
ポイントが全てマリオットボンヴォイのポイントに移行される
通常クレジットカード(他のアメリカンエキスプレスのカード含め)であれば、貯めたポイントの使い道として、日常品や商品券、家電など豊富な選択肢が用意されています。
一方、SPGアメックスでは貯めたポイントが全てマリオットボンヴォイ(Marriotto Bonvoy)のポイントとして蓄積されます。そのためポイントの使い道としては基本的にホテルの無料宿泊か航空マイルへの交換のみとなります。
※Amazonギフトカードなどへの交換も可能です

年会費31,000+消費税はデメリットなのか?
メリットの章でも紹介させていただきましたが、無料宿泊特典だけで十分元が取れてしまいますのであまりデメリットではないかなと個人的には思っています。併せて「ゴールドエリート」の資格も獲得できるのでホテル好きにはデメリットは感じず魅力的なクレジットカードかと思います!
ただ「そもそもホテルの宿泊に3万も4万もかけたくない」という方には、さほどメリットに感じてもらえなかったかも知れませんので、その場合は他のクレジットカードが良いかと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。SPGアメックスについてご理解いただけましたでしょうか。
私も利用して1年が経ち無料宿泊特典を貰えるので、体験談はまた後ほどご紹介させていただきます!
今回SPGアメックスを作ってみようかなと思った方は、是非以下の記事を読んで作成してみてください!紹介限定のポイント増量キャンペーンがありますのでお見逃しなく!