東京の老舗鰻店、5代目野田岩。ミシュラン一つ星の実力とは。

【野田岩】外観その他
スポンサーリンク

年末に知人と東京タワーの麓にある5代目野田岩 芝麻布飯倉本店で鰻を食べる機会がありました。

5代目 野田岩は、創業200年以上の超老舗。

佇まいから趣に溢れており伝統を感じるのですが、何と言っても鰻です。

とっっっっっても美味しかったです!
間違いなく、私の中で人生で最高の鰻でした。

あまりに感動したので、番外編として記事にしてみます。

スポンサーリンク

5代目 野田岩とは?

創業は江戸時代の寛政年間。200年以上の歴史。

野田岩の創業は200年前の江戸時代。第11代将軍 徳川家斉の時代まで遡ります。

初代の岩次郎さんが当時の有名鰻店で修行し、お店を出したのが野田岩の始まりです。

江戸時代の寛政年間(1789年から1801年)に創業とのことで、少なく見積もっても220年の歴史があります。

「老舗」の定義は?創業何年から?

ちなみに「老舗」の定義は何年からなのでしょうか。考えたこともなかったので、ちょっと調べてみました。

東京商工リサーチでは、創業100年で「老舗」に

「明確な基準はない」が、信用調査会社で定義されている基準がありました。

民間信用調査機関の株式会社 東京商工リサーチ株式会社 帝国データバンクでは、創業100年以上の場合「老舗」と定義されていました。

これを調べていて各社で毎年「老舗企業」の実態調査をやっていたことを初めて知りました・・w

それを踏まえても200年以上の野田岩は超老舗ですね!

5代目店主 金本 兼次郎さん

現在の野田岩は5代目で、店主は「金本 兼次郎」さんです。

1928年東京生まれで、今年92歳になりますが今なお現役の伝説のうなぎ職人です。

2013年にHNK「プロフェッショナル仕事の流儀」に出演

1958年、30歳で5代目店主に。

当時一部のフランス料理店でしか提供されていなかったワインの提供を始めたり、志ら焼のキャビア添えなどの今までにない革新的なメニュー開発を積極的に実施されてきました。

さらにフランスのパリへの出店など海外進出にも乗り出し野田岩の発展に大きく貢献されています。

そんな兼次郎さんは2013年にNHKの人気番組「プロフェッショナル仕事の流儀」に出演しています!

そこで語られた「生涯、うなぎ職人」という文言は店内にもありました。

国内4店舗展、海外はフランスのパリに1店舗を展開

老舗鰻店の野田岩さんですが、国内では東京エリアにはなりますが、4店舗あります。

またフランスのパリにも店舗があるのは驚きですよね!

店舗毎に営業日や営業時間が異なるのでご注意ください。

麻布飯倉本店/別館

住所 : 東京都港区東麻布1-5-4

電話番号 : 03-3583-7852

営業時間 : 

午前11時~午後13時30分
午後17時~午後20時

定休日 : 毎週日曜日、7,8月の土用の丑の日

※年末年始休業、夏期休業あり

銀座店

住所 : 東京都中央区銀座4丁目2-15 塚本素山ビル地下1階

電話番号 : 03-5524-3125

営業時間 : 

午前11時30分~午後14時
午後17時~午後20時

定休日 : 毎週日曜日、祝日、7,8月の土用の丑の日

※年末年始休業、夏期休業あり

下北沢店

住所 : 東京都世田谷区北沢2-19-15

電話番号 : 03-3413-0105

営業時間 : 

午前12時~午後14時30分(日曜日のみ)
午後17時~午後20時30分(火曜~日曜)

定休日 : 毎週月曜日、7,8月の土用の丑の日

※年末年始休業、夏期休業あり

日本橋 高島屋店

住所 : 東京都中央区日本橋2-4-1

電話番号 : 03-3246-5009 (電話受付時間:午前11時~午後20時)

営業時間 : 午前11時~午後20時30分(ラストオーダー)

定休日 : 年末年始

パリ店

住所 : 272, rue Saint-Honore-75001Paris

電話番号 : (1)42860342

営業時間 : 

午前12時~午後14時30分

午後19時~午後22時

定休日 : 毎週日曜日、年末年始

野田岩 麻布飯倉本店の店内はどうなっているのか?

【野田岩】外観2

先日お邪魔しま麻布飯倉本店は、赤羽橋駅から徒歩5分の距離にあります。

迷ったら、東京タワーを目印に歩くと近くまでは辿り着けますよ!

東京空襲で焼失、1975年に本店立替

太平洋戦争の東京空襲で店舗を焼失にも負けず、創業200年以上の歴史を持っています。

現在の外観は1975年の立替時から変わっておらず、蔵をイメージして作られ辺りでは異彩な存在感を放っています。

内装もレトロな造りになってます。

1階はテーブル席ですが、2,3階には個室が用意されています。

今回は2階の個室に通していただきました。

室内の調度品一つ一つから歴史を感じられました。

料理はアラカルトで色々注文しました。

まずは酒の”肴”から

乾杯は瓶ビールでいただき、肴を注文。

お浸し、煮こごり、う巻きを。う巻きは一切れずつ注文可能。

絶対食べるべきは”茶碗蒸し”

続いてオーダーしたのが、鰻とフカヒレが入りの茶碗蒸し。

ここまで豪華な具の茶碗蒸しは初めて食べたのですが、それぞれの主張が丁度良いバランスで味わえる最高の茶碗蒸しでした。

1つでランチが頼めてしまうぐらいの値段なのですが、絶対食べるべきです!

オーダーしてから30分程度かかるのでご注意を。

兼次郎さんが考案したキャビアと忘ら焼の組み合わせ

キャビアは10 or 15gで注文が可能。

キャビアの塩分と鰻の甘み、山椒の刺激の融合は初めての体験でした!

真打の鰻重、さすがの一言。人生最高。

蓋を開けた瞬間から感じる香りから、今までの鰻重とは違うと感じさせられます。

そしてこのビジュアルです。とても綺麗。

「味醂と醤油」のみで味付けされ備長炭で丁寧に焼き上げられているため、通常よりも色が薄いのが特徴です。

タレの味ではなく、鰻本来の味を感じられる人生最高の味でした!

まとめ

「是非また行きたい」ではなく、「必ずまた行く」と思わせられるお店でした。

いつか家族を連れて行けるようになりたいですね。

皆さんも特別な記念日などに是非行ってみてください!

・・・また行けるように頑張りますw